東京
(ビジネスワイヤ) — PHC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮崎 正次、以下「PHC」)は、本日、株式会社カケハシ(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:中尾 豊、以下「KAKEHASHI」)と、PHCが提供する「メディコム(*)」ブランドのヘルスケアITソリューションのKAKEHASHIによる販売に関して、セールスパートナーシップ契約を締結しましたのでお知らせいたします。
医薬分業が進むなか、薬局数の増加による薬剤師不足に伴う業務負担の増大によって、患者さんへの適切な服薬指導の実施が困難になっています。かかる状況において、薬剤師の業務効率の改善を図ることで、患者さんへの医療サービス向上が求められています。
KAKEHASHIは、独自のアルゴリズムによって、患者さんの疾患や服薬中の薬、生活習慣などの情報分析をもとに最適な服薬指導を自動で提案し、指導内容をそのまま薬歴として保存できる次世代電子薬歴システム「Musubi」を開発、販売しています。このたびの契約締結に基づき、同社は、PHCの提供するヘルスケアITソリューションのひとつである調剤医事システム「Pharnes」の販売を開始するとともに、両社は、「Pharnes」と「Musubi」との連携サービスの強化を進めます。これにより、薬歴情報と医事会計が相互に連携することで業務プロセスを改善し、調剤薬局における効率的な医療の実現を支援します。さらに、将来に向けて、PHCが有する医事システムおよび薬歴システム開発に関するノウハウおよび強固な顧客基盤と、KAKEHASHIの強みである独自のアルゴリズムを用いた薬歴アプリケーションを活用し、薬剤師の業務プロセスのさらなる効率化と、患者さんへのより適切な服薬指導を可能とする次世代調剤システムの実現に向けて、検討を開始します。
PHCは、糖尿病ケア、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアITの事業領域において、付加価値の高い製品・サービスを提供するヘルスケア企業です。このたびのKAKEHASHIとの契約締結により、PHCのヘルスケアIT事業における顧客基盤の拡大、および新たなサービスの提供につながることが期待されます。
PHCにて取締役およびメディコム事業部長を務める大塚孝之は、「当社は、1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来、蓄積された経験と知識を活用し、医療情報システム分野では医療IT業界をリードする製品を提供しています。このたびのKAKEHASHIとの提携を通じて、両社の強みを活かした新しいヘルスケアサービスの開発を積極的に推進します。今後も、医療をめぐる環境やニーズの変化を予測し、医療従事者にとって利便性の高いデジタルソリューションの提供に努めることで、より質の高い医療への貢献を目指します」と述べています。
(*)PHCにおけるヘルスケアIT製品のブランド名
<PHC株式会社・メディコム事業部について>
PHC株式会社は1969年に設立し、糖尿病ケア、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うPHCホールディングス株式会社の日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、付加価値の高い製品・サービスを世界125カ国以上のお客様にお届けしています。メディコム事業部は1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売して以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/pharnes5
<株式会社カケハシについて>
株式会社カケハシは2016年に設立。電子薬歴システム「Musubi」に代表される調剤薬局向け服薬指導・薬歴作成支援ソフトの開発と薬局サポート事業を展開しています。「日本の医療体験を、しなやかに」をミッションに、医療現場の課題を深く理解し、最新の技術をもって今までにない医療システムを提供することで、社内外の医療従事者と一緒になってより良い日本の医療の未来を形作っていくことを目指します。
www.kakehashi.life/
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20191008006013/ja/
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